ジェネリック医薬品とは

新薬の特許が切れた後に販売される、同じ有効成分、同じ効能・効果を持つ医薬品です。
ジェネリック医薬品に切り替えていただくことで、医療費が節約され、国民皆保険制度の維持につながります。

ジェネリック医薬品の使用にご理解、ご協力ください!

 

1.新薬より安価で経済的です。

患者さんの自己負担軽減や、医療保険財政の改善につながります。

2.効き目や安全性は新薬と同じです。

形や色などは新薬と異なる場合がありますが、国が品質・有効性・安全性に関する審査を行っています。

3.欧米では広く使われています。

アメリカ、イギリス、ドイツでは、すでに使用されている医療用医薬品の5割超がジェネリック医薬品です。
日本では2割に満たないのが現状です。

よくあるご質問

質 問:最近よく聞くジェネリック医薬品とは、どんなお薬なのですか。

答 え

新しいお薬(先発医薬品)を開発し発売するまでにはたくさんのお金と労力、時間がかかります。ですから開発した製薬会社は特許を取得し、一定の期間は独占的にそのお薬を販売できます。しかし特許が切れると、ほかの製薬会社もそのお薬とほぼ同等のお薬を販売できるようになります。これが後発医薬品、ジェネリック医薬品と言われるものです。開発にかかるお金が少ないので、先発医薬品に比べると2~7割、平均すると半額程度に価格が抑えられます。患者さんの薬代の負担を軽くするだけでなく、日本の医療費の節減にもつながると期待されています。

質 問:安全性や有効性は大丈夫なのでしょうか。

答 え

ジェネリック医薬品は有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果が先発医薬品と同じ医薬品として新たに厚生労働省に申請されます。有効性・安全性は既に先発医薬品で確認されているので、同等の薬効・作用を持つことを証明するための生物学的同等性試験や安定性試験などをして基準をクリアすれば製造が認められます。ですから品質的な違いはないと言えます。ただし、製造工程や添加物などの副成分が異なることがあるので全く同じではありません。

質 問:ジェネリック医薬品に変更すると、どのくらい安くなるのですか。

答 え

薬局で処方箋によって調剤してもらう際に支払うお金には、お薬の代金以外にも薬剤師の技術料や情報提供料なども含まれています。ですから、半額のジェネリックに変更したとしても、支払うお金が半額になるわけではありません。ですからどの程度安くなるかは人によって違います。具体的に知りたい方は薬剤師に確認してください。

質 問:今飲んでいるお薬をジェネリック医薬品に変更したい時はどうしたらいいのですか。

答 え

処方箋に「ジェネリック医薬品への変更不可の場合、以下に署名」という欄があります。ここに医師のサインがなければ、ジェネリック医薬品に変更できます。薬局で「ジェネリック医薬品にしてください」と希望を伝えると、対応するジェネリック医薬品に変更して調剤します。ただし、薬剤によってはジェネリック医薬品がないものもありますし、薬局に在庫していない場合もあります。在庫がない場合は取り寄せて、責任持って調剤いたします。

ジェネリック医薬品についてご質問やご相談のある方は、お気軽にお声をかけてください。

 

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